日本の有人宇宙実験施設
「きぼう」海外研究に開放
=宇宙機構 ロシアなどと合意=
宇宙航空研究開発機構は、国際宇宙ステーションにある日本の有人宇宙実験施設「きぼう」を海外の研究にも開放する。
ロシア宇宙庁とマレーシア宇宙庁の生命工学実験を受け入れることで合意した。
最初の実験を7~10月に実施する予定だ。
約2500億円を投じたきぼうでの実験は、これまで日本の研究に限定してきた。
政府が6月にまとめた宇宙基本計画に、宇宙ビジネスの拡大には海外需要を取り込む必要があるとの内容が盛り込まれており、ロシアとマレーシアの実験案を受け入れることにした。
利用を認めるのは、病気の発症などにかかわるたんぱく質を結晶にする実験。
重力の影響が小さいきぼうの装置ではきれいな結晶ができる。
地上に持ち帰って詳しく解析すると、たんぱく質の構造や効き目のある新薬の候補が分かるとされる。
きぼうは、米欧ロなど15カ国が参加する国際宇宙ステーションのなかでも最大規模の実験施設。
最後の設備を米スペースシャトルで12日打ち上げ、宇宙ステーションに長期滞在中の若田光一さんが7月半ばにも完成させる予定。
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